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遥か吉備路のむこうへ

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2014年 07月 20日

LA・PINAグランフォンド紀行 ③

何処でもMでゆく?!

イタリア3日目
いよいよメインイベントのグランフォンドである。

前夜は雷雨、天気予報も雨…
イタリアまで来てまさかの雨天参加?完全にドン引き状態のメンタルで、
どよよーんな気分で支度をするが同室の盟友は明るくビニ袋でカッパ作り(笑)
祈る気持ちで床に着く。

朝、なんと薄明かりが差し奇跡?的な回復を見せる。
それでも標高900mの山岳山頂付近は普段でも雨が多いらしい、
ベストと下り用新聞をビニパックに仕込み、完全レースモードで臨む。
参加は3000名ほど?
グランフォンドもメディオフォンドも同時スタート、ゼッケン種別はないので
どっちの参加者は見た目からは判断不能。
グランフォンド予定であっても、足切りでメディオフォンドコースにショートカットも
される仕組みなのと、まったり走ると約20㎞付近から始まる丘陵地帯の登りで
渋滞で止まって待つという状況になる情報もあり、始めから集団にのっかりハイペース
でタイムを稼ぎ登りで軽量を活かして耐え凌ぎその後を組み立てる作戦とした。

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ゼッケン順に並び圧巻の集団、番号は853なので前は見えない。
7時45分スタートだけど7時にはスタート地点に並び仲間と談笑、レースのような緊張感はない。
周りの参加者も老若男女でバイクも様々だ、印象でいうとアメ車のキャノンデールが目立ったような気がする、
逆にTREKは皆無、不思議なもんですね。また知らない現地のブランドに乗る人も多数。

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もちろんゲスト関係者は、最新のドグマF8だ。
パーツはデュラエースDi2にMAVICの新型R-sys SLRとオーバー150万円バイク? エグザリット加工の効きといつもと前後反対に組まれたブレーキに不安が残るが仕方がない。またハンドルがステムとハンドル一体モノで完全なポジション出しができなかったのが残念だった。
初日のテストで感じたのは、ホィールの特性からか相当マイルドな乗り味で、長距離でも楽そうな印象、スケルトンは従来のドグマから変更してないので取り回しに違和感は無い。しいて言えば、フロントホークの剛性感が違うのか突っ張った印象があった。どちらにしても、完成度が高いので問題になるようなものではない。

スタート前のセレモニーでは、インデュラインとチームSKYの元マイヨ・ジョーヌのウィギンスが盛り上げる。
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いよいよスタートが切られた。トレビゾの市街地を抜けて、広い幹線道路に出てみたら…
先につづく大集団?ではなく大集団からこぼれおちる小集団が中切れをしながら、繋がってるように見えた。
どうする?
まわりには前に行こうとする意志のある者が約10名くらい、これは行くしかないでしょ。
ほぼ列車にしがみつきながら、とにかく前の先頭?集団目指し爆走するプロトン。
ログをみたらこの時の速度は、なんと50~58㎞で永延と走行している。
中切れの集団に追いつき、追い越しを繰り返し、前を追う選手が減っていく。

中切れ集団で僅かに休む時もあり、苦しくなった時に判断を誤った。
追いつきざま少し休むのでは?と思ったところで、数名が前に出て速度を上げた。
“やばい” 遅れていた選手を挟んでいて一瞬で差が開いた。
ここでブリッジをかけるべくMAXでもがく…なんとか追いつくも力を使いすぎてしまう。
※この間、約20分。Aveは50㎞くらいではないかな

その後、追い掛ける集団から離脱したら一気にペースが落ちる。
前の集団がみるみる小さくなっていった。一体何名いたかは不明。
そのうち後ろから来たペースを上げたい人が増えて、またそれなりなペースで進みだした。
それでも40㎞前後なのでまずまず。ここには、日本から一緒に来た、代理店のI山さんがいた。元気に走っている。
想定以上のペースで脚を使い、回復を図りたいがどうも思うようにいかない。

そうこうするうちに丘陵地帯に突入、200~300mくらいの丘を3つくらい越える。
思うように登坂が走れないことに気づくが時すでに遅し、登坂で意図的にペースを控えるしかない。
この集団からも離れて、10名単位での小規模な単位で走り続ける。
こうなると、流石に集団のスキルは低くなる(笑)ローテーションやペーシングにバラツキがでてくる。

そして50㎞地点から最初の難関、峠(標高900m)へ突入した。
この時点でAveSPは35㎞、完全にレースペース(笑)


つづく





by ipsilon_fujiwara | 2014-07-20 10:26 | レース活動


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