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遥か吉備路のむこうへ

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2012年 03月 02日

プレッシャーを味方にする!? 最終回

すいません、相当な連載になってしましましたが…いよいよ、最終回です。


【「器用な人」と「不器用な人」への対処術】

人には、「褒められて伸びるタイプ」と「叱られて伸びるタイプ」があります。
使い分けができないと、効果的でないばかりかマイナスになることもあるでしょう。
スポーツで言うなら、「器用な選手」と「不器用な選手」では、教え方を変えることが求められます。

器用な選手は、練習の方法論を2つ3つ教えると、それをスルスルとこなすばかりか、
そこに自分なりのアレンジを加えて新たなトレーニングメニューを開発してしまうような人。

不器用な選手とは、教えたことが1~2週間も、人によっては1ヶ月かけても出来ないような人。
私は、「自分のトレーニングのチューニングできない人」と呼んでいます。

器用な選手には、「ここだけハズしてはならない」というポイントだけを伝え、あとは自由にさせます。
そうすれば、自分で考えて練習しはじめます。

問題は不器用な選手なのですが、
こんな人は「指示されたことだけするという環境にいて、自分で考えるということをしてこなかった人」です。
ですから、練習の方法論以前に考え方を教える事からしなければならない。



※時代を感じますね… 私の世代では、簡単に褒められることなどありませんでした。
今では、何もかも褒めて育てる…なんて言われるので、どうしょうもない事を無理やり褒めて、
本人は勘違いするなんてことが子供の世界ではあるのでは?と想像します。

例えばカウンセラー業務でよくある話…
新卒学生が働き出して、いきなり大人社会に適応できないことがあります。
具体的にいうと理不尽さに慣れてないというか、否定される体験をしていないのです。
仕事であれば、良くないことを褒めてはくれないし、もっというと叱られたり罵倒されたりするわけですが、
それに対応できないんです。簡単にメンタルヘルスになったりとか…。
やはり、子供のころからよい事は褒める、良くない事は叱る教育がいいと思います。



【ビジネスとスポーツの共通点】

スケートの練習は、試合に向けてスケジューリングをし、体力増強、テクニック磨き、コンディション調整など
効果的に積み重ねていかなければ、国際試合などで勝てるようにならない。さらに試合は同じ条件で行われる事はなく、
氷温が1℃違うだけで記録が変わる。そうした時の対処法も検討し、準備しておかなければならない。

結果を残すには、様々なシチュエーションに応じたシーンを想定して、シュミレーションをしておく必要がある。
それには多くの経験が必要で、それは練習を重ねることで経験値を増やしてゆく。

ビジネスマンがいろんな経験を積むだけでなく、自分の興味・関心のある事柄の知識を蓄え続ける事で、
取引時の話題を増やし、とっさの出来ごとにも対処できることにもつながるでしょう。



なんか、書き出してみると沢山ありましたね。
選手として、とても共感できることがあったわけですが、一ビジネスマンとしても考え方は共通すると思う部分も多くて、
いい気づきを貰えた本でした。
私は、ロードレースや仕事で役に立つと思いましたが、読んだ皆さんにとって何かのヒントになれば嬉しいです。
って、私のネタでないですが。清水氏も喜んでくれるでしょう(笑)


最後に、清水選手って誰かに似てると思いませんか?
誰だっけ? と思考をめぐらしたら… そう、ジミー大西   これって、イメージが…。


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by ipsilon_fujiwara | 2012-03-02 12:09 | 塾長の独り言


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